粟島ゆったり島じかん

旅行

GW旅行の続き。目覚めたら目の前が海、粟島。キャンプ場の近くに牧場があって予約すれば乗れるとのことで行ってみたけど、明日も予約いっぱいとのこと。残念だけど見学だけさせてもらった。案内してくれたのは中学生の女の子。聞けば県外から留学してきているとのこと。寮があって留学生がたくさんいるらしい。そして、部活のように、牧場で馬のお世話をしたり、乗馬をしているとのこと。すごくしっかりした子だった。私たちにこの牧場や島のことをわかりやすく説明してくれ、自分の夢まできちんと持っている。都会で受験のために塾通いしている子供が多い中、親元離れてこんな風に生活している子もいるんだな、素敵だなと思う。娘に留学するか聞いた所、「やだ」と即答されたけど、笑。

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午後からは、コミュニティバスと徒歩で島を一周する事に。バスは事前予約制で、利用したのは3組ほど。途中景色の良い所で5分とか10分とか停まってくれて、展望台から海を眺めてまたバスに戻る。終点はもう一つのキャンプ場がある釜屋という集落。天気が良くて暑かったので、多分こちら側唯一の食堂でソフトクリームを食べる。名前は「かもめ食堂」。フィンランドの「かもめ食堂」とは全然違うけれど、おばあちゃん二人がのんびり営んでいて、バニラは無くなっちゃったわ、チョコはあるけどと。外で抹茶を食べてる人が居たので「抹茶はありますか?」と聞くと、無くなっちゃったとのことで、みんなチョコを注文した。それから奥に段ボールを撮りに行って、機械にセットする所から始まって、「何個だっけ?」と3回くらい聞かれた。のんびりっぷりがたまらない。大きなお札しか無いんですけど・・と言うと、ふたりのおばあちゃんが一生懸命お釣りを計算し始めて、あーでも無い、こーでも無いと言っている。私も計算に自信がないので、みんなで考えてお釣りをもらう。この、あくせくしてない感じ、良いわー。ホイップされたみたいにふわっと甘くて美味しかった。

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そこからキャンプ場に戻るには、一時間ほどで下り坂と聞いていたのに、いきなり急な登り坂。話が違うじゃーんとパパに詰め寄ると、最後のすごく急な坂がこちらから行くと下りで楽なのだそう。へい、へい、そうですか。そして島を一周するついでに島の最北端である「八幡鼻」にもちょっと寄り道して良い景色を見るとのこと。さらっと言われたので聞き流していたら、これがちょっと所じゃなく、過酷な道だった。永遠階段の上り下りが続き、子供たちもみるみる険しい表情に。しかもそんなに苦労して到着したのに、葉っぱが生い茂っていて、大した景色も広がっていない・・・「パパに騙された!」とこの後みんなで疲れたらパパのお腹をパンチしに行く、笑。結局内浦のキャンプ場まで三時間くらいかかったんじゃないかな?私自身が体力の限界だったので、息子に抱っこと言われなくて本当に良かった。ソフトクリームを食べるときに、これを食べたら最後まで抱っこと言わない約束をしていて、ちゃんと守ってくれたのだ、助かった。

本当に疲れ切って娘が泣きそうになっていたけど、帰ってから旅の話で盛り上がるのは、「パパに騙されたこと」なんだよね。その時は本当に辛くて大変なんだけど、過ぎてしまえば大変だったことの方が印象に残るし、笑い話になる。旅のトラブルは笑い話になって良い思い出、不思議。

翌日、またフェリーに乗って、村上市へ。ランチについてたお刺身を息子に分けてあげたら、偉く気に入って、足りなかったらしく、泣きそうに、笑。そこで魚ばかり続いているけど、夜もお寿司屋さんへ。今までは玉子とか茹でたえびが好きだったのに、急にナマのお魚の美味しさに目覚めた息子。回ってないお寿司屋さん初体験となりました。

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