【子連れケアンズ旅行記⑩】ヒクイドリを探して

旅行

ケアンズに滞在していると、鳥の多さに驚く。朝方も激しく大きな声で鳴く鳥の声で目覚めたりする。街を歩いても、山の方に行っても、海辺でも、とにかく鳥に遭遇する。
実は私は鳥が嫌い。バサバサと飛び立つ感じが鳥肌立つ。(鳥見て鳥肌…笑)虫も嫌いだけれど、子供にはやっぱり虫や動物に興味持ってほしいじゃない?だからなるべく怖がらないふりをして過ごして来たんだけど、(日本でハト見たら喜んで追いかける子供たち、虫にも興味津々なので成功中)ママは虫を触れないのはバレていて、家の中に蚊が居たりすると子供たちが取ってくれる。そしてオーストラリアに来て、あまりに鳥に遭遇するので、「ママは鳥が嫌いなんだよ〜」と白状してしまった。まぁ、苦手なものはしょうがない。それでもオーストラリアには日本では見られない鳥が沢山いて、遠巻きに見る分には興味ある。日本でもオカメインコとかは愛らしいとさえ思うので、こちらでもコカトゥーと言う白いオウムのぬいぐるみはよく見かけて、かわいいなと思えるよ…
 

ある日夫がEtty Bay Beachに行こう!と言い出した。綺麗なビーチでもあるのかと思ったら、野生のヒクイドリが見れるかもと言う。この鳥はカソワリと呼ばれ漢字では『火食鳥』と書く。鮮やかな青い首を持ち、喉の赤い肉垂が火を食べているように見えたことから名付けられたという説があるそう、カッコイイ!最大身長が190cmほどで、最大体重が85kgにもなる巨大な鳥、ちょっとコワイ。しかもそのキック力から世界一危険な鳥とも言われてるとか。でも、実際にはおとなしい性格らしいので、そんなに心配はいらない。朝晩の涼しいときに出てくる確率が高いとのことで、午後から海で泳いで夕方まで待つ作戦。
 

途中、ジョセフィンフォールズに寄り道。駐車場から700m程歩いて滝を3箇所から見ることができる。上流から見ていって、一番下では水に入ることが出来る!みんな次々と飛び込んで気持ちよさそうだけど、水は氷水みたいに冷たい。入りたいと言う子供たちを必死になだめ、脚だけ浸かる、ひーっ冷たい!水風呂大好きな娘は本当に泳げたかも知れないなとふと思う。私は水風呂にも入れないので、温泉ではいつも娘だけ、水風呂と温かいお風呂を行ったり来たり。こんな所で泳がせてあげたい、でも絶対私は入れない、ごめん。

 次はビーチから一番近いinnisfailの街に寄ってみる。特に何もなさそうだけどランチに。街に降り立った瞬間、ふと、この街好きと強く思う。観光名所があるわけでは無いんだけど、住める!と直感的に感じた。街の規模、ゆったりと時間が流れる空気、人々の穏やかさなんかを感じ取ったのだと思う。川が町に入り込んでいるのも好きな要因かな。

 いよいよEtty Bay Beachへ。あまり観光地化はしておらず、地元の人が泳ぎに来る感じ。ライフガードも居ないし、ビーチパラソルとかも無い。横はキャンピングカーがたくさん泊まっていて、のんびり過ごしているようだ。波も穏やかだったので安心して遊べる。

そんな中、夫はソワソワ、ヒクイドリを探している。団体で海辺を散歩している人が通り過ぎれば、あっちにヒクイドリが居て見に行ったんじゃないか?とついていってみたり。子供の遊び相手に身が入らない様子、笑。
でも結論から言うと、ヒクイドリ見られませんでした。駐車場まで出てきたり遭遇確率は低くないみたいだけど、この日は居なかった。残念だけど少しホッとしたのはここだけの話。


 そういえば空港のソーシャルディスタンスがヒクイドリ一羽分空けましょうって、ウィットに飛んでる。暗くなりがちな気持ちを少しだけほぐしてくれた。

ケアンズ空港にて

もう何日目なのか、今何時なのか、気にしなくて良い生活、最高!!そろそろ帰る準備を始めなくては…

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