もちろん美容院難民です、私。最近通っている美容院が一応ある。安くて近くて悪くないからと言うのが理由で通っていたのだけど、やっぱり気になるところが多くて、行きたくない。自分で染めるサブスクを始め、何ならカットもしちゃおうかと思いつつ、面倒になって久々にカットに行った。
何が一番嫌かっって、美容に意識の高い人たちが美容師になってるわけじゃないですか。正直髪型にそこまでこだわりが無い人（私）も居るんです！なのに、傷んでるとか、プリンが酷いとか、最新の流行とか言われても・・・自分に似合ってて、頭の形とか髪質から手入れの要らない楽なのにして欲しい。理想は黒柳徹子さんの、他には居なくて、似合ってて、ずーっと同じでも古臭く無いヤツ。飴ちゃん忍ばせられるしね！
しかも、美容院って何年も通ったりするから、プライベートな話もしたり、お土産渡したり、馴れ馴れしい話し方の人も結構居るし、私は仲良くなれないのに、他のお客さんと盛り上がってるの見ると、ますます居づらくなるじゃ無いですか、笑。で、合わせることもできるんです、HSS型HSPとしては。
でも、いつか疲れちゃうので、もうそんな思いしてまで美容院行きたく無い。たいして傷んで無いのにトリートメント進められたり、予約したメニュー以上の価格のものを勧めてくる営業トークも、お見通しなので、疲れるんです。過去に気疲れしない美容師さんもふたりだけ居た。お客さんとの距離感がうまく、トリートメントも本当に必要な時しか勧めてこないので、勧められた時には素直に受けていた。でも、引っ越しによって通えなくなってしまい、また一から探すのが億劫なのだ。
そして今日、３時間も美容室に拘束されるのは耐えられず、カラーは先月自分でやり、カットのみでお願いした。指名をしてないので毎回違う人に当たる、それも人見知りとしてはイヤポイント。でも指名するほどの人にはまだ出会ってないので、仕方がない。
今日は若めの男の人。第一印象は悪くなかったけど、馴れ馴れしさだけが妙に際立っていた。なるべく説明を避けるため、スマホの写真を見せたら、スムーズに切り始めてくれた、出だし上々。その後シャンプー前にやっぱり勧められたトリートメントを速攻断り、（実は私の髪質はかなり良く、トリートメントしてもしなくてもほとんど変わらないので無駄）しばらく待たされた後、やっとシャンプーへ。その待たされ方とか、シャンプーの時の声かけが馴れ馴れしい。そして探られる様に「カットはどれくらいの頻度で？」「カラーの方がする感じですか？」と。そうだった、いつもはカラーもここでお願いしてたのに、今回は自分でやってカットのみ。そこのところを探られているのか？正直にどちらも同じくらいの間隔でやっていると答える。そしたらカラーはどこでやっているのだって思われたはず、でもスルー。
めんどくさい質問来たなと思いつつ、グッと我慢して平静を装っていたのに、髪を乾かす前のブラッシングであり得ないほど絡まっている。そして一言「すごい、絡まってますねー」私はほぼ髪をとかなくても大丈夫なくらいのサラサラヘア。すかさず「普段は全然絡まないんですけどね」と答えると、「え、シャンプー合わなかったんですかね？」と。オプションの高い方のトリートメントを断ったからだと言われた気がした。もう帰りたい。もしもお客さんの髪が傷んでいて絡まりまくっていても、それを丁寧にほぐし、サラサラにしてくれるのがプロじゃ無いの？
しかもドライも始めは同じ人がやってくれていて、途中で他のお客さんのところに行くので交代し、「変わりますねー」とご挨拶。１分もしないうちにまた別の人がやってきて、何か耳打ちした後「変わりますねー」って。もう笑うしかなかった。三人の髪の乾かし方が全然違うのが気になって、比較観察して楽しむ私。色々マニュアル化されているだろうけど、そこまで細かく無いんだなとか。
そしてまた最初の人に戻り、「良い髪色ですね、これ、何色なんですか？」と聞かれた。完全にカラーをここでやらなかったことが気になっているんだと思い、正直に「自分でやりました、長い時間かかるの苦手なので。美容師さんにやってもらった方が全然綺麗なのはわかっているんですけど・・・」と言い訳までしてしまった。すると、「え？すごく良い色ですね！ムラも全然無いし、これ自分で出来るなら全然良いと思います」と言われ、あれ？私勝手に敵対してた？正直な感想だったのに勘繰りすぎた？と反省。「いや・・全然良いと思います」ってまた言った。てっきりムラになってますね、自分でやりました？とか突っ込まれると思っていたのに、褒められた？すっかり良い気になった私は、それまでの自分の勘繰りを反省し、軽やかに立ち去る。
こうして、HSPは余計な勘繰りで自分が気づかれしてしまう生き物なのです。だから、やっぱり自分でカットとカラーができる様になりたい。
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