LCCの想い出

旅行

ピーチエアで北海道へ。今では当たり前になっているLCCも日本ではまだまだ歴史が浅く、2012年が「LCC元年」と呼ばれているそう。

私が初めてLCCに乗ったのは、20年近く前だろうか。ロンドンに留学中の友人とイタリア旅行をすることになり、まずはロンドンにレガシーキャリアで飛びヴィクトリアステーションで待ち合わせをした。今みたいに海外でスマホが使えるのが当たり前ではなかったので、到着時間を伝えて待ち合わせ、笑。何かあっても電話は出来ず、唯一ホットメールが交信手段だったのだから、今思うと何とも危うい。それでも無事に駅で落ち合うことが出来た時、友人はちょっとホッとした顔で言った「良く来たね、外国で待ち合わせなんかしようと思わないよ、普通…」そんな時代だったのだ。

それから数日間はロンドンを堪能し、夜中にバスに乗って郊外のガトウィック空港へ向かう。一緒にイタリアを周遊しようと言うことになり、イギリスで待ち合わせをしたと言う訳。LCCは費用を抑えるため、郊外の空港を利用することが多く、ガトウィック空港発イタリアのパレルモ空港到着と言う、何とも辺鄙路線に挑戦したのだ。日本からイタリア旅行をする場合、ローマ起点でまたローマに戻ったりするけど、それだと時間もお金も余計にかかる。今回の私達は南の方の島パレルモからシチリア、アルヴェロヴェッロ、フィレンチェ、ヴェネチアと北上し、ヴェローナからロンドンに戻るルートを取った。

日本では海外に行くのはまだまだ飛行機代が10万超えと高く、気軽には行けない感じ。それなのにヨーロッパの人たちは数千円で海外に行っている衝撃!え?なぜそんなに安いの?と調べていくとLCCに出会った。でもその頃のLCCは安かろう悪かろうな感じが結構あって、空港は郊外、出発は交通機関がやってない深夜か早朝、座席は指定できず、早く並んだもの勝みたいな、ハードな旅が容易に想像出来た。でも、若かったし、お金無かったし、楽しめた、笑。そしてイギリスではイージージェットとライアンエアと言う会社が幅を効かせていた。欠航が多いとか、サービスの質とかで、少しでも評判の良いイージージェットを選んだ。とにかく安いのはライアンとも言われていたけど…久々に再開した友人との旅行なのに、座席指定が出来ないので、でっかいおじさんに小柄な友人は挟まれていたと記憶している…笑える思い出。

そんな風に海外ではLCCを利用していたので、日本に初めてLCCのニュースが流れたときは、やっときたーーー!!と嬉しかったのを覚えている。飛行機は高いものが当たり前だった頃に比べて、今では帰省も気軽に出来る。東京-札幌間はむかし3万とかしてたような気がする。家族なら年に一回頑張って帰省しますになっちゃう。それが今では数千円から。育児疲れたーですぐさま帰れる。ありがたや。そしてサービス度外視とにかく安く!ビンボー人は我慢しろだった(個人の感想です)LCCは鳴りを潜め、余計なものは付けません、必要な方は有料ですがどうぞな雰囲気になってきているような…

ピーチエアでは機内デジタルサービスで無料で動画も見れたりします。いつもアマゾンプライムでダウンロードした動画を子供たちに見せて時間を潰して居るんだけど、面倒くさくて用意しなかったら、観れた、子供用はしまじろうと動物番組があって、息子食い付いていた!助かりました、ピーチ様ありがとう!

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