出来ないと決めつけない

yoga

ヨガを長くやっていると、いやいやいやと言うポーズに出くわす。何がいやいやいやかと言うと、例えば倒立、いわゆる逆転系。到底私には出来そうにないと途方に暮れる。もしくは、曲芸の様に華麗に技を決める先生やクラスメートに、称賛と別の生き物を見る様な眼差しを向け、自分は観客の様に傍観する事になる。小さい頃から運動が苦手な方ではなかったけれど、自分には無理だなと思っているものが3っつあった。逆立ち、ブリッジ、逆上がり。足腰に大して腕の力が弱いとの自覚があったのと、体重も重くて体を支えられないと思っていた。体育会系の部活だったので、それなりにトレーニングでやらなければならない機会もあったのだけど、頑張ってるけど出来ない風に装って、本気でやった事が無い気がする。それほど出来る感覚から遠いところにいたんだと思う。

とことろが、シヴァナンダヨーガのTTCをタイで受けている時、「あ、このままやれば出来る様になる」と言う確信があって、シルシアサナと言う逆転のポーズを練習した。これは指を組んで床に肘までつけて、その間に頭頂部を起き、膝を伸ばしてお尻をあげ、最後には腕と頭だけで逆立ちするポーズなんだけど、(口で説明するのは難しい)このやり方の説明通りに体を動かしてみた所、今の自分には体を持ち上げられる程の筋肉が足りないけれど、毎日練習したら出来そうだなと言う感覚があったのだ。この、やり方の説明がミソで、今まで思っていた体の使い方では到底出来ず、他にも使うべき筋肉があった事に気付けた事が大きい。腕の力のみでなく、背中やお腹、首の周りの筋肉が重要だった事を初めて知った。そして一ヶ月もあれば鍛えられる程度の筋肉で、シルシアサナが出来るだろうとの予測通り、ある日ふわっと脚は持ち上がった。

数年のブランクのうちにまた逆転ポーズは出来なくなっていた訳だけど、私はもう出来る事を知っているので焦らない。今のクラスでは三点倒立が主流だったので、コツコツやっていたら少しずつ出来る様になり、安定してきた。子供の頃の私からしたら驚くべき事である。すごいポーズが出来る様になる事には重きを置いていなくても、どうしたら出来るのか、そのために何をすれば良いのか、自分に足りないものは何かを考える工程が楽しくて仕方ない。そして夢中になっている間にいつの間にか出来ているのだ、面白い。クラスの中でピンチャと言う、掌から肘までを付けて、頭は浮かせた状態の逆転ポーズも出来る気がしないのが正直な所。多分、まだまだ遠い所にあるんだと思う。でも、毎日すこじずつやっていけは、3年後とか5年後には出来るかも知れないなぁと、そんなつもりでいる。多分、いつかは出来ると思う、出来ない事はない。

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も・・・

あ、だけど努力したら何でも出来ると言うのは間違いだと思う。鳥みたいに空を飛びたいと思ってもそれは絶対に出来ない。何か器具を装着するとか、強風を意図的に作り出して浮く事は出来るかも知れないので、そっちの方向に努力するのは良いけれど、頑張ったら飛べると信じたって、崖から落ちて大怪我を負うに違いない。今の自分の能力を適正に判断して、何をすればどこまで出来るのかは、大体わかる。これが分かってない人も多い気がする。

↓↓無駄な努力は美談ではありません、正しい方向に努力して初めて報われると思う

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